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6-2 その2 「理解することは聞き上手なこと」

確実に釣りが上手くなる心得 
        ~第6章~理解してから理解される釣り
        その2 「理解することは聞き上手なこと」

人の言うことを理解することで自分を理解して貰う。
これでコミュニケーションがばっちり取れる。
二人の関係がより近いものになる。

その方法は・・・

「よく聞くこと」
つまり「聞き上手」になることです。


前回も話しましたが、釣り人は自分の釣りの話には非常に夢中に話ます。
ことわざにもあるように・・・逃がした魚はでかい・・・
逃がした魚のことを・・「でかい魚やったなぁ」って話す。

取った魚の話もよくしますよね。
釣り好きが集まった時には、われ先にと競うように釣った魚の話するんですよね。

別に悪いことでは、ありません。

前にも行ったように「マインド」が大きくなることは気持ちで釣れるようになるから
でも・・・コミュニケーションをとるとなると・・・
一人よがりではダメですね。

「聞く」という行動が相手にどのくらい真剣になっているかが分かるといいます。
具体的にどんな感じで相手に伝わるかを考えて見ました。

1.うわの空 の聞き方
「うん」「へー」というような相槌は打つけれど、内容を理解していない。
軽い返事なので、相手は非常に不満が溜まります。
結構「うわの空の返事」は分かるものです。

2.聞いているふり の聞き方
うわの空とよく似ていますが・・・返事はするけれど返答がおかしい。辻褄があわ
ないような返事をする聞き方です。言葉の最後だけを繰り返すような。適当にあわ
せる聞き方です。

3.選択して話を聞く
相手の話の内容を自分の興味のあることだけ聞くような聞き方です。
前後の話が上手く伝わらないので、本当にいいたいことが理解できない。
気分的には不快となります。

4.言葉だけ聞く
言葉だけ「びっくりしたんよ」っていっても身振りや表情からすれば程度がわかり
ます。言葉だけを聞くと相手の重要度に気がつきません。

5.自己中心的に聞く
釣り師が一番これに近い聞き方をしているパターンです。
相手の釣りの話に返事や相槌を打つけれど、「自分の方がこんなすごいことやった」
といいたいがために相手の話を蔑ろにするような聞き方です。
これでは、気持ちが伝わらないですね。先入観が先行しますから。

釣った魚の話がしたいがために陥りやすいので注意しましょう。

上記の5つはすべて「聞き下手」です。
なるほど・・・自分はこのパターンだなと思う人は少し考えて話をしてみてください
また、ほかの人がどんな聞き方をしているのか観察するのもいいかもしれません。

ちなみに、真剣に聞く!場合は普段の何気ない会話では必要ありません。
真剣に付き合いをするときだけ必要なんですね。
それを勘違いしていつでも、真剣に聞く姿勢となると


「気持ち悪い」と言われるかもしれません。

今回は、聞き上手になるために「聞き下手」のパターンを紹介しました。
下手なパターンから上手くなるコツを得るのも釣りと共通しています。
コミュニケーションを知ることからの上達は早くなります。

是非考えてみてくださいね。

今回も長いメルマガ最後までありがとうございます。

第6章「理解してから理解される釣り」

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